暮らし


 食餌 
   
たかが鳥餌、

されど鳥餌…
  より取り見取り!?


はじめに

我が家の文鳥たちの食餌の変遷は、病気に深く関連しているので、健康な文鳥を普通に飼育するには、あまり参考にならないであろう事を最初におことわりしておく。


最初に飼った文鳥たちは、皮付き餌と青菜(不定期)で飼育していた。時折、人間の食べ物も口にしていた(ヤッピーも初めの2年間は同様に飼育)。

初代白文鳥は4歳8ヵ月(産卵のトラブル)、桜文鳥は5歳8ヵ月(病名不明、肝臓が肥大)で亡くした。
どちらも、飼育の知識をきちんと持って、食餌に気を配ってやっていれば(さらには、鳥を診られる病院でお世話になっていれば)、平均寿命程度には生かしてやれたのでは…と反省しきりである。


食餌指導

チェリーとサブレのお迎を機に、食餌の改善に取り組んだ。

鳥専門病院での食餌指導は、

  • 麻の実、エゴマ、黒ゴマ、小麦などがブレンドされているものは与えない(青米、オーツ麦、キヌアはOK)。
  • 食べるようなら、ペレットを併用。
  • 皮付き餌メインの場合は、ビタミン剤などを加える。塩土も必要。

と、こんな感じだったと思う(もらったプリントをなくしてしまったので定かではない)。

しかし、初めてペレットを見たとき、正直ショックだった。ついに鳥にまでこんなものを食べさせる時代になったのかと。少なくともオカメインコには必要であろうと思ったから、まずはサブレに食べさせようと、数種類のペレットを試したが、意外にも文鳥たちがはまった。

皮付き餌をメインにペレットを併用するようになって、文鳥たちは艶々のピカピカになった。この頃、文鳥たちの事を“自慢の息子たち”と呼んだものだ。
文鳥たちの食餌はこれで万全、と思った。


病 気

しかし、チェリーの肥満とヤッピーのメガバクテリア、そして口角炎、さらにはくちばしの伸長…と、次から次へと食にまつわる問題が起こって来た。

チェリーの肥満は、餌の量を減らし、ペレット100%に切り替える事で一旦、解決した。
ヤッピーは、ペレット100%に切り替えてメガバクテリアが治るという予想外の展開の後、ペレットによる口角炎を起こした。
皮付き餌に付いている酵母が原因との見方もあった事から、極力皮付き餌に戻さなくて済むようにと数種類のペレットを試したものの改善されず、皮付き餌メインに戻した。

その後、“皮付き餌に付いている酵母説”は、否定されたものと自分では考えている。
また、口角炎も、ペレットの刺激性だけが原因ではなく、治療の影響(通院のストレスも含め)で免疫が落ちたところに、食べる量が急に増えたためではないかと推測している。


食餌の変遷

時 期 食 餌 内 容 特 記 事 項
〜2005年3月 皮付き餌、ボレー粉、青菜(時々) 食餌改善の必要性を痛感
2005年4月〜 皮付き餌、
ペレット(ズプリーム ナチュラル、フルーツブレンドを少量混合)、
青菜(毎日)、ボレー粉、塩土

 
皮付き餌 : ペレット = 3 : 2
3月19日、チェリーとサブレをお迎え。
3月29日、チェリー、トリコモナスで通院、
      食餌指導。
4月2日、ヤッピー、健康診断。

5月下旬より同居
2006年12月 ペレット(ズプリーム ナチュラル)の比率を徐々に上げていく。 ヤッピー、メガバクテリア。
チェリー、ダイエット。別居
2007年1月 チェリーはペレット(ズプリーム ナチュラル)100%に。
ヤッピーも少し遅れて完全にペレットへ切り替え。
ヤッピー、餌の切り替えにより、
メガバクテリア消失。
2007年3月 ペレット3種(ハリソン スーパーファイン及びマッシュ、ケイティ オリジナル)試食。

3月24日以降の投薬期間中、皮付き餌を若干量与える。
ペレットはズプリームを減らし、ハリソン マッシュを与える。


 ヤッピー マッシュ : ズプリーム : 皮付き餌 = 3 : 2 : 1
 チェリー ズプリームのみ
3月17日、ヤッピー、メガバクテリア治療終了。

ヤッピー、口角炎(ペレットが原因と推定)、くちばしの伸びが進行。
2007年4月 ヤッピー、口角炎の治療終了後はハリソン マッシュをメインにズプリーム、ケイティ オリジナルを少量与える。
ラフィーバも試したが、却下された。

 
ヤッピー マッシュ : ズプリーム/ケイティ = 3 : 2
 チェリー ズプリーム : マッシュ = 5 : 2 (食餌量は1日4.0g)
4月7日、ヤッピー、口角炎治療終了。

4月下旬、口角炎再発。

4月28日、病院でくちばしを削ってもらう。
2007年5月 ヤッピーは皮付き餌メインに戻す。+ボレー粉。
ペレットはハリソン マッシュ、ズプリーム、ケイティ オリジナル。
ズプリームは夜の放鳥タイムに少量与えるのみに。

 
ヤッピー 皮付き餌 : マッシュ = 4 : 1 (食餌量は1日5-6g)
 チェリー ズプリーム : マッシュ = 5 : 2 (食餌量は1日3.5g)
ヤッピー、口角炎を繰り返す。
2007年6月 ヤッピーは日中は皮付き餌、夜はペレット(主にマッシュ、ズプリーム少々)。
チェリーの給餌量を3.0gに減らす(朝2g、夜1g)。

 
ヤッピー 皮付き餌 : マッシュ/ズプリーム
           = 4 : 1 (食餌量は1日4.5-5.5g)
 チェリー ズプリーム : マッシュ = 1 :1 (食餌量は1日3.0g)
ヤッピー、口角炎は回復傾向。

チェリー、体重増加傾向


朝の放鳥取りやめ。
 2007年7月 ヤッピー、チェリーとも、前月と同様に給餌。

 ヤッピー 皮付き餌 : マッシュ/ズプリーム
           = 3 : 1 (食餌量は1日3.5-5.0g、平均4.2g)
  チェリー ズプリーム : マッシュ = 1 :1 (食餌量は1日3.0g)
ヤッピー、体重増加傾向。
 2007年8月 ヤッピーは、体重増のため、皮付き餌を3.5gの制限給餌とした。
チェリーは、体重が増加気味のときは夜のペレットを制限。


 ヤッピー 皮付き餌 : マッシュ/ズプリーム
           = 3 : 1 (食餌量は1日3.5-4.0g、平均3.7g)
  チェリー ズプリーム : マッシュ = 1 :1
                (食餌量は1日3.0g弱)
ヤッピーの体重は戻る。

チェリー、やや体重増加傾向
 2007年9月 ヤッピーは、換羽のため、日中もペレット(マッシュ)を与えた。
チェリーは、少なめに給餌。。


 ヤッピー 皮付き餌 : マッシュ/ズプリーム
           = 3 : 2 (食餌量は1日3.5-4.0g、平均4.2g)
  チェリー ズプリーム : マッシュ = 1 :1
                 (食餌量は1日2.5-3.0g弱)
換羽。

9月22日、健康診断。
ヤッピー、問題なし、
       体重は換羽により減少。

チェリー、内臓脂肪あり、要減量。
2006年12月以降も青菜は欠かさず与えている




このコーナーについては、随時、更新していく予定です


* * * * * * * * * * * * * * * * * *




お食餌ラインナップ



皮付き餌

皮付き餌 (ヒエ、アワ、キビ、カナリアシード) に、キヌア 、アマランサス を混合。

動物病院で出される粉末 (乾燥酵母+乳酸菌) を添加。
同じく、ビタミン剤を飲水に添加。



ボレー粉 / 塩土

普通の塩土ではチェリーが一度に食べつくしてしまうため、小粒タイプを使用した。
量の調節もでき、便利。

普通のボレー粉入れでは、お行儀の悪いチェリーがぶん投げてしまうので、おちょこを使用。





ズプリーム ナチュラル カナリア&フィンチ

獣医さんによれば、ズプリームの長所は、入手しやすい事と嗜好性が高い事だそうで、文鳥たちの間でも、人気No.1。

着色タイプのフルーツブレンドを少量混合するとさらに食い付きがよくなるが、獣医さんに確認したところ、やはり「お勧めしない」という事なので、きっぱり、やめた。

内容量1.02kgだが、少量パックにしてほしいところ。

たん白質  14.0%、 脂肪 4.0%、 繊維 2.5%、 水分 10.0%
1.02kg、 ¥1,722 (CAP!さん価格)



ハリソン マッシュ

ヤッピーのお気に入り。

動物病院でいただいたサンプルの中では一番人気であったが、価格も一番。

動物病院でしか買えないのも不便。

たん白質 17%、 脂肪 6.5%、 繊維 8%、 水分 10%

454g、 ¥1,890


青菜

日常的に与えているのは、チンゲンサイと小松菜。
(もう少し、種類を増やしたいところ)
同じ物ばかり与えていて問題ないか獣医さんに確認したところ、「あまり神経質になると食べるものがなくなるので、気にしなくても大丈夫」との事。

豆苗(写真)は大好物であるが、「植物性エストロジェンが含まれるので、継続して与えないように」と獣医さんからの注意。特に女の子は要注意。




文鳥TOP